2018年1月23日火曜日

八ヶ岳東面 権現東稜 その1

年に1度あるかないかの大寒波襲来ということで、昨日(1月22日)の午後から東京はエライことになっていたようで...。

さて、遅くなりましたが、年末の八ヶ岳の権現東稜へ行った記録を書こうと思います。
これを書いてるのは2018年1月23日ですが、山行日は2017年です。

山行日 2017年12月26日〜28日
場所 八ヶ岳 権現東稜

東面は関西からだとなかなか遠いイメージが。年末年始はそこそこ長い休みを取れるので、この機会に権現岳と旭岳の東稜を登ることに。

25日の夜は美し森駐車場にて仮眠。売店、トイレ、自動販売機、全て冬期休業中。
夜半過ぎから風が強く、満天の空はきれいだったが、これが意味するところは放射冷却。冷え冷えで寒かった。

12/26(火)曇
9時前 美し森駐車場発
11時過ぎ 出合小屋着
12時15分 権現東稜取り付きまで偵察 ラッセル、道確認などをしながらだったので、
14時15分 東稜取り付き着
15時15分 出合小屋帰着 トレースついてると早い

小屋は避難小屋。事前に、管理をされている「高根山岳会」の方に連絡を入れた。すると使用後はきれいにしていただいておいたらいいですよ。連絡とか別にいいんですよ。とおっしゃっていただいた。ありがたやぁ。でも、どのくらいの人が入山するのか分からないのでテント装備を持って行った。結果、私たち2人だけの小屋独り占めだった。寒いので、小屋内にテントを張った。

出合小屋まで男性3人、女性1人の4人パーティと抜きつ抜かれつで行った。勝手な想像だが、大学のゼミの先生と生徒、といった感じだった。5分ほど先に私達が小屋に着き、偵察の準備をしていると、到着した4人のうちの、生徒さんの1人が窓はあるが、出入り口を閉めると暗くなる小屋内で「暗いのだけど電気はどこですか?」言ったのに吹き出してしまった。ないない、そんなもん。この山の中、どこに電柱&電線が走っているのだ?

偵察ですが、例の有名なゴルジュまで予想していなかった渡渉。しかも半端に雪が積もっているのでいつドボンするか分からない状態。ストックを持って行ったので、ストックで石を確かめながら歩を進める。こんなことをしていたので、取り付きまで2時間もかかってしまった。

小屋からすぐの場所に赤岳沢分岐。天狗尾根はここを進んだ適当なところから取り付くようです。
ここから10分も進むとツルネ東稜との出合。ここまでは赤テープ豊富、標識もきれいなしっかりしたものです。標識の後ろまで伸びているのが旭東稜の末端。ツルネの方へ進んで取り付くようです。
ここから約1時間ほどで権現東稜の取り付き。天気が悪いせいか、なんだかくら〜い感じのところだなぁ、とハズ。

帰着後は、年末用に特別に設置された薪ストーブで火を熾そうとするハズ。しかし、コツが分からず火が大きくならない。テントに早々に入ってしまった。

美し森からの林道歩き。雪は少ないと思うけど、こんなものなのかなぁ?

出合小屋近くで。ここを過ぎるとぱっと開けて小屋出現


旭東稜末端にある標識。ここまでは赤テープ豊富で迷うことはない

権現東稜取付の目印となる顕著なゴルジュ。
写真真ん中の割れているところを越してすぐ右手の小さいルンゼを登る。
腰までのラッセルとなりそうだったので、ルンゼ横のちょっとした尾根を登った。

1日目はこれで終わり。午後から降雪が激しくなり風も強く、翌日はどうなることか。とりあえず起きて出発しようと寝た。

水場 小屋横にトイレがあるので、小屋より上流で取ること。鍋に水を汲んで水筒に入れるが、濡れたところはすぐに凍ってかちんかちんに。

権現東稜2日目の記録